様々な頭痛
頭痛の中で最も厄介なのが、「危険な頭痛」です。脳腫瘍、髄膜炎など
に起因する頭痛は病院での緊急治療が必要です。 「危険な頭痛」 は必
ず合併症状 (発熱、眩暈、吐き気、歩行困難など)がありますので、脳神
経外科のある病院へ直行するか、救急車を呼ぶなどの処置をして下さい。
現代社会において、日本人成人100人中、40人が 「頭痛持ち」である
と言う調査結果があり、そのため、年間320万人の人々が何らかの頭痛
により、仕事や学業など生活に支障をきたしています。しかし、このありふ
れた症状は、病気としての社会的地位を得ていないばかりか、手技治療
家の間でも軽視されているのには驚かされます。
「緊張性頭痛」 「片頭痛」 「群発性頭痛」などと呼ばれる頭痛は病院の
検査で有効な薬を見つけにくいものです。 これらは、疲労性、生活習慣
性に起因する事が多く、特に頸部から頭蓋骨、また全身の体性機能障害
を取り除くことで改善されます。
全身の筋緊張による頭痛に対する施術。
左 : コンディションを聞きながら筋緊張をとってゆく。
右 : 現代社会における筋緊張はパソコンが大きな原因。身体の前面
の筋緊張をとることも大事。