整体(せいたい)とは、脊椎・骨盤・肩甲骨・四肢等の体全体の骨格の関節の歪み・ズレ(亜脱臼)
の矯正と、骨格筋の調整などを、(手足を使った)手技にて行うことで、症状の改善や治療を行う
民間療法の一種である。 「整体術」「整体法」「整体療法」と呼ばれることもある。
現在の整体の起源は、日本武術に伝わる手技療法に、伝統中国医学の手技療法や、大正時代
に日本に伝わったオステオパシーやカイロプラクティックなどの欧米伝来の手技療法と、当時の
治療家たちの独自の工夫などを加えたものを集大成したものである。
なお、柔道整復業(接骨,整骨)他とは、治療に対する思想、施術内容が全く異なる。
上記、赤文字の亜脱臼は、正確には間違いで、亜脱臼は整体で治せても、法律的には医療行為と
なり、×です。
しかし、あえて広義的に言えば、外科手術以外、何でもこなせる事が究極の「整体」と言えます。
現代、ちまたに氾濫する玉石混合の「整体」の大多数が、マッサージのまねごとであり、体を整え
る 「すべ」 を論じられる術者は半数にも満たない、といっても過言ではないでしょう。
広告や店のインテリアがお客様を呼ぶのでは無く、「術(すべ)」を持って人の健康のために尽く
す姿勢が「整体」の本義であると思います。
本当の「整体」を行っている人なら理解できる事ですが、「整体の施術」は、心身の悪い部分を取
り除く作業であり、琴線に触れる如く悪い部分に干渉する事、すなわち技術の他に 「多大なエネル
ギー」を必要とします。 ですから、仕事にはおのずと制限があり、本当の「整体」ではお金儲けは出
来るはずもなく、消耗した 「エネルギー」を蓄積するために、整体師は 「道者」のような日送りをし
なければなりません。 苦笑してしまいますが本当のことです。
現代社会における生活習慣、そして30年前の生活習慣は大きく異なります。正しい「整体」は、簡
単に言えば、人間の本来の人体構造に戻してやる=各機能が高まり、自然治癒力が働く、 ことです
から、時代が変わってもその施術の結果は永久に不変なのです。