五十肩は整体が一番
一般に腕が上がらなくなると五十肩と呼ばれますが、本当に五十肩なのでしょうか?
五十肩は、石灰沈着性の腱板炎から生じる「肩関節周囲炎(主に関節の周囲に起こる炎
症のこと)」などと総称される疾患群のことで、西洋医学でもはっきりとした概念がないよ
うです。
私たちが行う「整体」での「五十肩」の概念
日常の生活習慣、スポ−ツ、事故などにより、肘から肩鎖関節、胸椎、頚椎、肋骨など、胸郭より
上の関節に可動不全(動かない) が起きたとき、腕が上げにくい状態から、上がらなくなるまで
の状態で、主に、利き腕、事故などでの受傷側によく発症します。
また一方、中枢リンパの還流障害によるもので、上部胸椎、肋骨の変位が著しく、小胸 〜大胸筋
などのこう縮(固く縮む)とともに、左肩に発症します。 これらの症状は、痛みのある箇所への旧
来の西洋医学的保存療法では、根治することは難しいと言って良いでしょう。
理学的療法のみならず、機能解剖学に基づいた「正しい整体」 としての周辺および、遠位の
機能障害の改善、生活習慣の改善、そしてリハビリが最も有効な手段となります。